レオパレス21のハイツの構造と他社との違い
先週は特に大きな報道が無く、想定の範囲内の内容ばかりでした。
そのため、株価の変動も小さかったですね。
とは言え、210円近辺というのは、「イエローカード」よりも「レッドカード」が出そうな水準です。
すなわち、「倒産」が現実のものとしてとらえられています。
さて、今回は「建築不正」でレオパレス21が問題を起こしましたが、他社の類似したハイツでは何が違うのでしょうか?
非常に単純です。
それは、利用している素材です。
まず、基礎の部分。
レオパレスなどの会社で建てられる構造物の基礎部分では鉄筋を配したコンクリート製の基礎が築かれます。
これは、建築基準法の初歩の初歩の話ですが、一般的な戸建て住宅に比べると構造物の重量が大きく、頑強な基礎が必要になります
基礎を作る手順としては、地盤整備をして、防湿シートを引いたうえで、型枠を作ります。その時に重要になるのが、コンクリートの内部に埋め込まれる、鉄筋の太さです。
この鉄筋の太さが他社の鉄筋に比べて細いということがあります。
通常、耐震性を考えると公称直径が細い傾向があります。
大手の、旭化成や積水ハウス、大東建託などは、安全率を踏まえて太目の公称直径の鉄筋を利用しています。
完成時の見た目は分かりませんが、大きな地震が発生した際には、基礎の破壊、建物のゆがみとなって現れます。
レオパレスはコストカットに対しての取り組みが熱心というか。。。こういったところで安全をないがしろにしているかもしれません。とはいえ、耐震性に対してギリギリなので、法令違反じゃないかもしれませんが、オーナーにとっては、「価値のある資産」であるかという視点においてはつらいところです。
構造物部分においては、今回の不正問題の対象外ですが、遮音性の低い素材を使っています。隣の音が丸聞こえになる。さらに、こちらの声が丸聞こえ。隣のテレビの音でテレビを楽しめる。隣人がデリヘルを利用してる様が丸わかり。など、枚挙にいとまがない状況です。
今回の不正において言うと
- 外壁の防火性の不足
- 界壁の防火性の不足
- 天井壁の防火性不足
- 断熱材の偽装
これらの件は大手の住宅メーカーではありえない。
S社のハイツに住んだ時に、隣の音が聞こえなかったときは感動した。
というか、これが普通www
これらを見過ごした、グループ会社の設計士(1級建築士)と行政担当者の確認不備。
そこに存在する「性善説」と「手抜き」。
オーナー、入居者をだまし続け、誠実な改修を行わない、レオパレス21という会社。
どうしようもない会社ですね。